DISTRICT 37

なにか

はやぶさのサンプルリターン見てきた

f:id:dragstarclassic:20150420122131j:plain

一粒でも興奮

サンプルリターンが見れると聞いて駆けつけた。顕微鏡を覗くとそこには確かに一粒写っていた。これが3億キロも離れた場所からとってきたなんてと、思わず宇宙に想いを馳せずにはいられなかった。それに興奮する事もさながら、会場の出口付近で帰還カプセルの展示もあり、鼻息荒く会場を後にする事ができた。

ほかにも宇宙服のレプリカや、糸川博士の功績など、街の公民館という小さな会場ながら満足することができた。ちょうど前日に映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見たばかりだったので、興奮もひとしおだった。JAXAの人がいればいろいろと質問もできたのになぁとそれだけは残念。それとも行った時間にたまたまいなかっただけかも。

宇宙を見上げるということ

漫画「宇宙兄弟」の宇宙飛行士最終試験のあたりで出てきたシーンをふと思い出した。宇宙開発に異論を唱える評論家にどのように納得してもらうように説明をするかというくだり。主人公の出した答えは「何もしない」。何故なら日本人が、弟がもうすぐ宇宙へ行く、そうしたらみんな宇宙を見上げるようになるから説明なんていらないよという事だ。

僕もこのサンプル一粒で宇宙を見上げた。会場にいた子供も、かつて子供だった人も宇宙をきっと見上げた。ニュースとか教科書とか図鑑よりも実物一つで宇宙へ連れてってくれるというのは、こういうことなんだと思う。