DISTRICT 37

なにか

アウトドアショップに行きたくなる。野宿大全

キャンプに出掛けたくなってしまった。いや、もう寒いのでアウトドアショップに準備をしに行きたくなってしまった。

野宿大全―究極のアウトドアへの招待

野宿大全―究極のアウトドアへの招待

キャンプとは道具である

といっても過言ではないと思う。いや、むしろこの際だからツールとかギアとか言ってしまいたい。アウトドアショップに行くたびに「こんな道具があったらキャンプの時にウフフ、、、」と妄想が膨らんでいく。キャンプの技術書を読むよりもカタログを眺めるのが好きなタイプにお勧めする一冊だ。

という事でこの本はそんなニーズを満たしてくれる。実はこんな道具があってだな、、、それで俺流にこんな使い方をしたら、、、というのを一冊使って延々とやってくれる。キャンプとは準備で8割が完成する。そのうち具体的な走破ルートとかスケジュールとかではなく、道具の準備で時間を使うのが本当に楽しい。こんなに重くしたらあるけねーよとか、あの頂でコーヒーを淹れるためにこれを持っていこうとか、キャンプに行かずしてもキャンプに行った気になるのでインドアキャンプ(a.k.a 準備)はやめられない。

マニュアルとしての野宿大全

僕としては道具の紹介だけでおなか一杯なのだが、野外生活完全マニュアルと謳うこの本なので、それだけでは終わらず野宿のテクニックが書いてある。ただ、申し訳程度にと言わざるを得なかった。野宿地の選び方とか、野生動物への対処とか実際に経験を積んだ人ではないと書けない内容ではあったが、なんだか著者のキャンプ観というか独善みたいなものがちらついて、飲み込むにはコツがいるのかなと思った。

野宿というか、キャンプは身一つでできる遊びだけどどうも金はかかってしまいますね。さぁ書を捨てアウトドアショップへ行こう。