RapidMinerを試す
PythonとかRとかで頑張ってきたのに、こんなに簡単にできるなんて、今から始める人が羨ましい
インストール
ここからDownloadへ進んで、対象のOSにあったファイルをダウンロードする。今のところWin(32、64)、Mac、Linuxが対応しているので迷う事は無い。Linuxの場合はJava8が必要なので、インストールしていない場合は別途インストールする必要がある。
Installing RapidMiner Studio - RapidMiner Documentation
インストール時にメールアドレスとか電話番号とか入れてユーザ登録的な事が必要で、使用したメールアドレス宛てに承認メールが届き、それから使用可能になる。
チュートリアル
起動すると、チュートリアルを始める事ができる親切設計。やりたいことがすでにあって、ガシガシやりたい人には邪魔にも思えるが、それとなく使い方を覚える事ができるのでこれから始めるのがおすすめ。
基本的な使い方としてはデータの準備 → 前処理 → 分析手法の選択 → 結果の確認といつもやっていることを線でつないで、分析を進めていくことになる。結果は自動的にグラフが作成されたりと至れり尽くせりなことが使って数分でわかる。MicrosoftAzureとかのクラウド分析サービスをすでに使っている方にはおなじみのあれだ。
これが
こうなるのじゃ
あとはデータの自動視覚化とか
サンプル
サンプルデータとしてあらかじめ「俺たちのiris」や「タイタニック」といくつかそろっているので、今までやってきた分析手法をこれで試してみるのもいい。さらに分析プロセス自体のサンプルもいくつかそろっているのでそれを眺めて、RapidMinerではこうやるのかと眺めてみるのも楽しい。
学習工程が短縮?
今までRやPythonで頑張って覚えてきたコマンドやスクリプトはあらかたそろっている。線をつなぐだけでそれが実現できるのだからまさにRapid。ただし、プログラミングならではの自由な処理はできないので、それは適材適所という事で使い分ける事が必要になるのかと。
と、ソフトを眺めていたらこんなOperatorもあったので、ある程度はプログラムを使って処理の補助ができるのかもしれない。まぁ無理してプログラムをねじ込む必要もないのですが。
とはいえ色々な分析手法があったとして、その意味を知るにはやはり何かしらの学習が必要なわけで、ノー勉強で分析ができるようになるわけではない。Rapidに分析を進めるツールとしてこれはとても秀逸だといえるのでしばらく使っていこうかと思った。