何を得て、何を失ったか。映画「スリーデイズ」
いやー、こういう映画大好き。
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リーアムニーソン映画ではない
繰り返す。これはリーアムニーソン映画ではない
リンク元と同じようにこの話のあらすじを知った時に「これはリーアムニーソンパターンだな」と勝手に思ってた。実際リーアムニーソンも出るし。ラッセルクロウはただのおっさんではなく本当は凄腕の元エージェントかなんかで、エンディングでは監獄が爆発して脱獄に成功した嫁とキスをしながら終わる映画だなとか云々かんぬん。
チンピラにボコボコにされたり、合鍵作戦に失敗して嘔吐したり、偽造パスポートを取得するときにも「焦りすぎ、あんたみたいなやつは失敗するよ」とか忠告されたりと、ハリウッド界隈でよく見かける超人とはかけ離れた存在となっている。そりゃそうだ、もし自分の奥さんが無実と思われる罪で投獄されても脱獄させようなんて思うだろうか?よしんば脱獄させようと決心したとして、平常心を保ち続けることができるだろうか?
何を得て何を失ったか
結果として脱獄は成功する。その過程でジョンは人を殺す。妻ララは人を殺していないのにだ。家族三人、新たな地で過ごすことができるようになりハッピーなはずだが、ジョンの表情がなんとも表現しがたい。
はたしてこれで良かったのだろうか?この家族のこの先を思うとハッピーエンドといっていいのだろうか?得たものと失ったものの評価がどうもできない。
ただ、脱獄させる過程は素晴らしく面白い。ここまで綿密な計画だったとはとうならされる。